小田急沿線の暮らしに寄り添う地域密着サイト。

つながる、広がる、レンタルボックス【手づくりマーケット】がコミュニティカフェにスタートします

画像
レンタルボックスの完成時の様子

神奈川県川崎市栗平駅前の、CAFE&SPACE L.D.K.が7月14日にリニューアルオープンしました。
コミュニティカフェとして、人や地域とのつながりを生み出し、ヒト・モノ・コトが集える場所にしていくことをビジョンにしています。

実現したいことは、「地域の方のチャレンジ・活躍の機会を創ること」。そのプロジェクトのひとつとして、神奈川の間伐材を使った、作家さんの作品展示・販売用レンタルボックス(棚)の設置を行うことにしました。
そのプロジェクトに関わったのが、川崎市多摩区を拠点に建築設計と参加型まちづくりの活動をしている建築士の佐々木さん(女性)、麻生区の匠として無理難題も一緒に丁寧に考えてくださる心強い工務店の伊藤さん(男性)。
そして今回のプロジェクトのこだわりのひとつであった「神奈川県の間伐材を使いたい」という想いを実現させるべく、山北町の山深い源流で、山仕事、八丁やまめの養殖、一棟貸しの宿泊施設「ペガススの家」を運営している石田さんが関わることになりました。

クラファンの立ち上げを相談する様子

レンタルボックスを設置するカフェは、単なるカフェではなく、コミュニティの拠点を目指す、「コミュニティカフェ」としての機能をもちます。
家庭、仕事以外の第三の場所【サードプレイス】を創ることで、多様な人々が自然に出会い、新しいつながりから心地よいコミュニティが生まれ、存在価値を感じることのできる大切な居場所になっていけるようなカフェにしていきたいという想いがあります。

しかしレンタルボックス設置は単純なものではなく、資金不足の現実、応援いただけるメンバーも増やしたい、もっと知って欲しいという願いもあったので、苦渋の決断でクラウドファンディングを選ぶことにしました。
サードプレイスを栗平に創りたい。その想いを胸に、このクラファンプロジェクトを始めることにしました。
そこで協力してもらった、川崎市多摩区で活動しているクラファンサポートをしてくださる(通称)ムラケンは、とても重要な存在で、クラファンの達成だけではなくてチームとしての在り方やレンタルボックスへの意味を整理してくださることにも繋がりました。

より良いレンタルボックを作るために相談する様子

設計の相談が始まったのは2025年5月のこと。
レンタルボックスで大事にしたかったことは、自然の木を使うことで、温もりのある空間をつくっていきたいということ。作家さんが愛着を持って一緒に育ててくださること、そしてお客様とのつながりを大切にしていきたいという想いでした。
他店舗見学にも行ったことで、箱形から壁のない棚形式の形を選ぶことになり、20個の棚が設置できるような形を依頼しました。

レンタルボックスの設計が完成

その相談から仕上がった設計デザインを見ると、自然光が入り、カフェの構造に合うように作られたものになっていました。
「カフェに来たら誰かに会える」
「何か新しいことが始まる」
そんな場所を栗平に作りたい。
その想いで始めたカフェだったので、設計デザインを見て、これからたくさんの方に愛されて温かみのある棚になると感じられました

間伐材を受け取りに山北町へ

こだわりのひとつである間伐材を受け取りに行きました。間伐材は森林の木々が育ちすぎて混み合った状態を改善する「間伐(かんばつ)」という作業で伐採された木材です。
間伐を行うことで、木々への日光が届きやすくなり、残った木や下草が健全に成長し、水源涵養機能や土砂災害防止機能、生物多様性保全機能など、森林本来の働きを高めます。
5月には丸太だった木を仕上げてくださり、建築士の佐々木さん、工務店の伊藤さん、カフェスタッフが受け取りに行きました。

レンタルボックスで何より大切にしているのが「一緒に創り上げていく」という考え方です。このスペースは運営側だけのものではなく、利用してくださる皆さんと共に育てていきたいと考えています。

コミュニティカフェとして心地のいい居場所となるだけでなく、誰かと会えて、新しいことが始まるようなそんな場所を目指します。
ぜひCAFÉ&SPACE L.D.K.に、レンタルボックス【手づくりマーケット】を見にいらしてください。

つながるstudio(1)の記事

CAFÉ&SPACE L.D.K.

https://cafeandspace-ldk.jp/

川崎市麻生区栗平2-6-1 小田急マルシェ栗平2F 080-2035-7922 施設営業時間:9:30~18:00(水曜定休)

この記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。

この記事を友達に教える この記事を友達に教える

  • facebook
  • X